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ピコーンピコーンピコーン

何かの機会に、自分と同世代の人と話をするとき僕は、

なるべく最初の方の段階で、年齢を言うことにしている。

というのも僕はとても童顔で、

40歳になった今でも30歳前後に見られることが多い。

だから僕の年齢を聞いた人は、たいていびっくりする。



しかし僕は、年齢宣言をすることで若い見た目を自慢したいわけじゃないことをわかってもらいたい。

そんじょそこらの「キャーおじさま若ーい!」

と言われたくてしょうがない、若作りのおっさんとは違うのである。

むしろ童顔であるということは僕にとってコンプレックスだ。

少しは貫禄が付くかと思い、髭を伸ばしてみたりした。

最近気づいたが、どうやらまったく効果はない。



話を戻すが、なぜに僕が早めに年齢宣言をしたがるのか?

それはこういうことだ。

初対面同士お互いに敬語でしゃべっているうちは全然いいのだけど、

相手が僕のことを見た目で勝手に年下と見て、タメ口でしゃべってきたとき……


ピコーンピコーンピコーン


と、すでに心の中の警報サイレンが鳴りだしているのです。



いい調子でひとしきりしゃべったあと、、、


話の流れで、僕のほうが年上だと分かったとたん、、、


微妙な空気が流れ、、、


次第に言葉の語尾が敬語に変わり、、、


年上にタメ口きいてしまった後ろめたさからか、、、


ついによそよそしくなるのだっ!


「自分さっきまであれだけフランクにしゃべってたやん?」と、

何度さみしい思いをしたことか。(←おおげさ)

そしてそんなめんどくさい思いをするくらいなら、

最初から年齢を明かしておくほうがいい。

というわけで、僕は年齢宣言を早めに行うのです。

(決して年下に、敬語でしゃべって欲しいわけでもない。)


しかし綺麗な女の人に年齢宣言をして「若い!」と、もてはやされることは、

正直言って満更でもないし、いつか一度くらいは、

「おじさま」とか呼ばれてみたい気持ちが、心のどこかにあることは否定しないのである。

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