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カマキリ

カマキリが卵を産んでいるところに遭遇したんです。活発な秋雨前線により、いつまでも不安定に居座り続ける厚い雲に気押されることなく、懸命にお腹を動かすカマキリの姿に、しばらく目が離せなくなってしまいました。産みたての卵嚢(らんのう・卵を守る包)って緑色なんですね。

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カマキリの卵といえば、茶色い状態の物しか見たことないので意外だったんですが、そこでハッ!としたわけなんです。

 

 

カマキリのメスって交尾のあとにオスを食べちゃうって言うじゃない?てことはですよ?よ?よ?実はこの卵嚢が緑色なのは、ひょっとしてオスの体の色が滲み出てるってことなのかな?って想像してしまい思わず、ひょえぇぇぇ〜っと叫びそうになってしまいましたよ。が……いやいやちょっと待てよと、すぐに考え直したのです。これはひょっとしたら、西田局長が泣くタイプの父と子の感動の物語なのではないか?

 

 

 

 

実は、お父さんカマキリは死してなお子供たちを守るための人柱(いや虫柱か?)となっているのではないのでしょうか!?という仮説が浮かび上がってきたのです。

 

 


つまりこういうことなのです。お父さんカマキリは、この世に産まれてくる新しい命のため、自ら進んでその身体をお母さんカマキリに差し出したのです。お母さんカマキリとのたった一度きりの契りを、そしてその愛への誓いを確かなものとするために、お父さんカマキリが選んだ道なのです。なぜなら、屈強な他の雄カマキリたちとの闘いをくぐり抜けてきたお父さんカマキリの鍛え抜かれた身体は、脆弱な卵たちを守るために求められ、その思いと共にお母さんカマキリに咀嚼され、その身体を通り抜け卵嚢となることで、愛を証明したのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

これはある二匹のカマキリによる純粋な愛の物語なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 


食べられてしまったお父さんカマキリが、空の上から微笑みながら卵を見守っている姿を思い浮かべた西田局長は、ハンカチを手にただただ嗚咽を漏らすばかりでした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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なんちゃって。

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