ヨンテンニーハチ
気がつけば、あの日から2ヶ月が経とうとしている。
その日僕は、バイク乗りが山でやってはならない「谷側に足をつく」
ということをやってしまい見事にズッコケたのだ。
そしてそんなときに限って、プロテクターは荷台にくくりつけたままだった(←アホ)
僕は4.28を忘れない。
あれからというものバイクに乗るときには、
たとえ近場でも必ずプロテクターをつけるようにしている。
肘当て、膝当てそしてブーツ。
とても大げさだ。
この格好で町を走っていると、
そこかしこから
「どこ行くねーん!」
という突っ込みが聞こえてくる。
ような気がする。
ところで、
あれから2ヶ月も経つのに僕の右肘は、まだ不安定だ。
医者へは結局行ってないので、僕の肘がいったいどうなっているのかわからない。
まぁとりあえずの日常生活に支障はない。
バイクも乗れるし、カヌーも漕ぐことができる。
し、しかしだ、物を投げることができないのだ。
迂闊に何か投げようものなら、
カッキーーーーン
と肘に鈍痛が走り、
しばらく動かせない。
残念ながら甲子園行きは断念せざるを得ないだろう。
……ごめんよ南。
こうしてまたひとつ夏が終わった。